明日から(正確には今日(23日)から)仕事の店長です。ぶえなすのちぇす。
タイトルどおり、世間ではシルバーウィークですが
こちとら、俗世間から逸脱した世界では「シルバー(鍍金仕上)ウィーク」なのです。
月・火曜と休みゆえ、「やりたいことを・・・」と思い
長らく顔を出していなかった、伊勢のじいとばあに会いに行きました。
「行くなら、彼女を連れて行け」と言うので、連れて行きました。
無理を言ってごめんなさい。でも、同行者がいて心強かったです。
じいもばあも年齢からくる様々な病気に蝕まれており
それと知りながらも、仕事でなかなか赴けなかった自分が悲しいです。
じいは老衰が酷く、寝たきりの生活・・・。
歯も抜け落ち、ほとんど声も出ず、見てて悲しくなりました。
ばあもオレのことが分かるけど名前が分からず
その度に訂正するも、すぐに分からなくなってしまう。
ちょっと前・・・と言っても、5年以上は前だけど、元気だったのに。
じいは大好きな囲碁を1人でやり、孫と囲碁をするのが夢。
じいとは5目並べしかできず、オレは未だに囲碁のルールは知らない。
ばあは多趣味で楽しく過ごしてて、カラオケやボーリングと忙しくしてた。
割と自分はじいばあっ子だったのかな?って思う。
彼らにしてみたら唯一の孫達だから、嬉しかったのだろうね。
じいやばあには色んなところへ連れて行ってもらったし、
色んな物を買ってもらったような気がした。
今でも覚えとるんやが、小学校の低学年。
本屋で2冊の本を悩んでる時おかんは「1冊にしなさい」と怒って
悩みに悩んだ挙げ句、しぶしぶ1冊を選らんで買ってもらった。
そのとき、ばあがさっき悩んで戻してきた「もう1冊」の本を買ってくれた。
そのときの本が「まんが 日本の歴史人物事典」と「世界の歴史人物事典」
自分の記憶を辿って、小4の頃にはこの類の本は読んでた記憶がある。
実は、歴史狂で、「まんが 伝記シリーズ」を読破するほど。
歴史の何が面白くってのめり込んだのかは記憶がないし、
実はまんがが面白くって読んでたのかもしれない。(笑)
マンガなんて買ってもらったことがないし、家に1冊もなかったから。
本はあまり読まない子どもだったけど
この伝記だけは面白くって何回も読んでた記憶がある。
でも、まんが歴史シリーズがきっかけで、社会は1番好きな教科だし、
自慢ではないが、模試で社会だけ三重県で1位になったこともある。
今でも、「歴史」と聞けば食い入るように見たり聞いたりするほど。
だから、お寺とか神社、それに史跡、博物館・科学館は大好き。
じいとばあは、オレが先生になることを夢見てたらしい。
大学院に入院する時、こっそり教えてくれたのはおかんである。
「じいとばあは死ぬまでに、アンタが英語の先生になるのを見たいんてさ」
今、自分は形は違うが、先生として教壇に立ってる。
それを報告したら、2人とも嬉しがってた。
老いた目に涙とも見えるものを確認したとき、嬉しくなった。
きっと、「じいばあ孝行」が少しは出来たと思う。
いまの自分の夢は「じいとばあにひ孫を抱いてもらうこと」
ひそかな夢で、誰にも言ってなかったけど、実はそう思ってて・・・。
叶えられるのか、先行きは真っ暗。
でも、じいとばあには1日でも長く生きて欲しいと思った。
じいとばあへ
短い時間で申し訳ない。
でも、思ってたよりも元気そうで良かったです。
以上、9月21日(月) 敬老の日の話でした。あでゅー