2012年2月29日水曜日

いい歌詞だと思うので記録する

昨日の予餞会で頻繁にかかってた曲を検索し
さっそくTSUTAYAでレンタルしてきた。

聞くたびにいい曲に聞こえてきたし、
今の自分にも当てはまる気がするから心に残ったんだと思う。




かりゆし58 「オワリはじまり」


もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい 燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい

夕飯時 町 人いきれ「ただいま」と「おかえり」の色
せわしない 木漏れ日 花びら「おはよう」と「さよなら」の音
ありふれた日々が 君や僕の胸に積もって光る

もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい 燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい

今 動き始めたものや もう二度と動かないもの
今 灯り出した光や 静かに消えていく光
この夜の向こうで 新しい朝が世界に降り始めている

旅立ちの時はいつだって少し怖いけど
これも希望のかたちだってちゃんと分かってる
思い出に変わるのはきっと最後の最後さ
笑って「さよなら」を言えたらいいな

またすぐ明日に変わる 忘れてしまっていないかい
残された日々の短さ 過ぎ行く時の早さを
一生なんて一瞬さ 命を燃やしてるかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい

もうすぐ今日が終わる もうすぐ今日が終わる
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい



現代の卒業ソングはこんなんなんだろうな。
全体的にいい歌詞だし、心にジーンとくるものがあるね。
歌詞の世界観にあったメロディもいいし。

個人的には、「一生なんて一瞬さ 命を燃やしてるかい」の部分が好き。

2012年2月28日火曜日

けがに功名はなし

右手のケガがいっこうに治らない。
もう2週間も前にやったケガなのに・・・。

そりゃそうだ、医者の言うことを無視して、固定する器具もとっちゃってたし。
なにより、ギターを弾いてることを医者に黙って診察してたからな。(笑)
何やってんだ、オレ・・・。


なぜ、ここまでして自分がギターを弾いてたかというと
今日は3年生を送る会だからです。(笑)
本当なら、別にでなくてもよかったのに、なぜか出場することになってしまいました。
練習の時間も、1週間もないし合わせたのも前日の2時間だけ。
当日使用する機材での合わせは全くなし。すごいやろ?(笑)




ということで、今日から完治を目指します。

2012年2月15日水曜日

気になること。

ちょっと小説なるものを書いてみたくなってきた。

文学に対する造詣なんて皆無だし、ましてや小説なんてほとんど読まないし。
でも、書いてみたい気がする。やってみようかな?



ただ、恋愛小説は書けないな。(笑)

2012年2月3日金曜日

今日はダメな日

ほんとに今日はダメな日。



今日はテンションが全然上がらず
最低な授業を展開してしまったことに始まり、
イライラを生徒にぶつけてしまった。

ただでさえ元気じゃないのに、そんなことしちゃったから
余計に元気じゃなくなった。生徒に申し訳ないことをした。


よくあるんだけど
こういう「うつ」の時期がわりと定期的にやってくる。
いまだにこの対処法がよくわからん。
「環境を整える」とか「リラックスする」とか
いろいろ教えてもらったけど、それすらする元気がない。
いつもなら「食欲」にそれをぶつけることが多かったけど、
最近食欲すらない。

あー、マズイ感じか?



最近、先生やってて思うのは、
周りの先生が自分よりも優れて見える。
前はそんなこと思ってなかったというわけではなく、
その度合いがやけに強くなって、「すげぇな!」って思うだけじゃなくって
人のいいところがよく見え、自分の悪い部分がよく見える。
だから、余計に落ち込んでいるのかもしれん。

常に隣の芝は青く見えて当然だし
願っても叶うわけはないのにね。


はたして、自分はこれでいいのか?
きっと、全く「成長」していないはず。
だいたい、自分で成長を実感していないから。

そもそも、思うに、
成長って他人が認識するもんであり
自分で気づくものじゃないから、
一生「成長」は満たされることはないと思う。
他人に「成長したね!」って評価してもらえてはじめて
自分で「成長した」と感じるのかもしれない。



生徒のために成長しよう。
誰かのために成長しよう。
誰かのためだから、自分のために頑張れる。

2012年2月1日水曜日

詩・生徒諸君に寄せる           宮沢賢治

宮崎賢治の詩は、まるで生き物みたい。
心臓の鼓動が聞こえてきそうなぐらいリアル。
ストレートであり、思想的でもあり。


歴史的仮名遣いと言い回しが内容を難しくしてるけど
ぜひ、現代語訳にして見せてあげたいと思う作品。
今の時代だからこそ、通ずることばかりな気がします。





詩・生徒諸君に寄せる           宮沢賢治


中等学校生徒諸君
諸君はこの颯爽たる
諸君の未来圏から吹いて来る
透明な清潔な風を感じないのか
それは一つの送られた光線であり
決せられた南の風である

諸君はこの時代に強ひられ率ゐられて
奴隷のやうに忍従することを欲するか

今日の歴史や地史の資料からのみ論ずるならば
われらの祖先乃至はわれらに至るまで
すべての信仰や特性は
ただ誤解から生じたとさへ見え
しかも科学はいまだに暗く
われらに自殺と自棄のみをしか保証せぬ

むしろ諸君よ
更にあらたな正しい時代をつくれ

諸君よ
紺いろの地平線が膨らみ高まるときに
諸君はその中に没することを欲するか
じつに諸君は此の地平線に於ける
あらゆる形の山嶽でなければならぬ

宙宇は絶えずわれらによって変化する
誰が誰よりどうだとか
誰の仕事がどうしたとか
そんなことを言ってゐるひまがあるか
新たな詩人よ
雲から光から嵐から
透明なエネルギーを得て
人と地球によるべき形を暗示せよ

新しい時代のコペルニクスよ
余りに重苦しい重力の法則から
この銀河系を解き放て

衝動のやうにさへ行はれる
すべての農業労働を
冷く透明な解析によって
その藍いろの影といっしょに
舞踏の範囲にまで高めよ

新たな時代のマルクスよ
これらの盲目な衝動から動く世界を
素晴らしく美しい構成に変へよ

新しい時代のダーヴヰンよ
更に東洋風静観のキャレンヂャーに載って
銀河系空間の外にも至り
透明に深く正しい地史と
増訂された生物学をわれらに示せ

おほよそ統計に従はば
諸君のなかには少くとも千人の天才がなければならぬ
素質ある諸君はただにこれらを刻み出すべきである

潮や風……
あらゆる自然の力を用ひ尽くして
諸君は新たな自然を形成するのに努めねばならぬ

ああ諸君はいま
この颯爽たる諸君の未来圏から吹いて来る
透明な風を感じないのか




<参考URL>
「朝日評論」1946年4月号に掲載された「生徒諸君に寄せる」
http://why.kenji.ne.jp/asahi.html