2012年1月16日月曜日

ベクトル

他人とベクトルを合わせることって難しいと思う。


たとえば、みんなで何かを協力するとき。
自分のベクトルはこっち向きだけど、相手のはあっち向き。


昔、養老孟司がTVでこんなことを言ってた。

「他人とのベクトルの保ち方は違うほうがいい。
たとえば、ベクトルの向きが同じ方向なら、強いほうに依存してしまい弱いほうは楽をする。
真逆なら、強いほうに無理強いされ、結局は何もやらなくなってしまう。
向きが違うベクトルなら、お互いが干渉しあうこともないし、
必要な時に力を合わせれば、強力な力の合成ができる。」


確かにそうだって思った言葉の一つ。
ただ、「必要な時に力を合わせれば・・・」って部分にこの難しさは集約されているはず。

つまり
全く違うアイデアと自分のアイデアをいかに合体させるか?
どうやってお互いの良さを引き出しあうか?

みたいな部分がすごく難しい。
日常でもこんな状況は必ず存在するし、人間なら誰しも体験することだろうと思う。
思うに、双方の描く「目的・目標」が一致すれば、必ずしも難しいこととは限らない。
到達点が一緒なら、たとえ上り方が違っても同じ場所につくからである。

逆に、「目的・目標」が違う人と協力していくことはすごく難しい。
なぜならば、こういう場合、たいてい双方の意見は全く違うからである。
そして、大体これらはのモチベーションの相違に原因がある。
最終的には、同じ到達点につくことはまずない(・・・気がする)。


自分の今までの経験上、そういうことが多かった。
あくまで自分の意見だから、この記事を見た人が同じ意見だとは思わない。
この意見に対して、他人との比較で○や×を決めるつもりはない。
ただ、自己反省のもと、「○○だから××したい」みたいに考えを改めることをしたい。


たいてい、この場合、自分一人で怒ってしまい、場に嫌な空気を流してしまう。
良くも悪くも、きっと一生懸命なのかもしれない。
昨日もそうだった。
勝負ごとに負けるのは嫌いだから、たとえ遊びであっても負けたくない。
昨日の試合はそういう意味で勝ちたかったのに、チームメイトに対して腹を立てた。
何に対してかというと、モチベーションの違い。
結局、自分一人でプスプスと怒ってしまって、場に悪い空気を流す。



この先に待つのは、その人と疎遠になる。
これじゃぁ、ダメだとほんとに思う。



そして、もう27年も生きてきたにもかかわらず
こういう場合の自己解決法がいまだに見つからない。
いや、見つからないというより、「見つけようとしない」のほうが正しいのかも・・・!?
もうすぐ30。もう少し大人な対応ができることを目標にしたい。




と、昨日のフットサルで思ってしまいました。

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